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USB 3.0 に注意

USB ( Universal Serial Bus ) 規格の端子は
Windows 95 や iMac のころから搭載されて
今はほとんどのパソコンに搭載されています。
最初の 1.0 は正直成功とは言えませんでしたが
Windows 98 以降で正式に 1.1 規格として
まともに動くようになり一気に普及したように思います。
しかし転送速度は 12 Mbps ( bit per second ) で
100 BASE-T ( 100 Mbps ) の LAN でもまともに使えない状態。
IDE の HDD ( 133 MB/S = 1,064 Mbps ) のスピードなんて論外でした。

USB 2.0 の規格が登場し 480 Mbps の転送速度が実現して
ようやく実用的なスピードで使えるようになりました。
それでも HDD のスピードは有効に利用できているとは
言えない状態でしたが…。

最近搭載が進んでいる USB 3.0 はさらに高速になり
5 Gbpsのスピードが出るようになり
SSD や HDD の本来のスピードも生かせるようになってきました。
実はさらにその上の USB 3.1 も実現しておりそちらは 10 Gbps だとか?
もはや最初の 12 Mbps ってなんやったん?っていう感じです。

しかしここで大きな落とし穴が…。
実は機器によっては給電能力が 500 mA ( USB 2.0 ) に対し
900 mA ( USB 3.0 ) 、1000 mA ( USB 3.1 ) と大きくなっています。
逆に言えばこの給電能力を期待して機器が作られている場合、
従来の USB 2.0 の端子では動かない可能性があるということです。
実際に USB 2.0 のポートで USB 3.0 対応の USB メモリが
認識しない等、不安定になるという現象に遭遇しました。
動いている分にはいいのですが、こういったところも注意してください。

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