IT の世界では『動いているものは触るな』という格言があります。
動いているものの環境をわざわざ変えるというのは
それまで動いていたシステムが動かなくなるかもしれない
というリスクが伴うからです。
事実官公庁などでは、一世代前のシステムを使うことも少ないと聞きます。
ServicePack 等も当てる際には、他のシステムに与える影響を
全部クリアしてからでない移行できないというのもよく聞きます。
Microsoft のGUI システム、 Windows3.1 から大きく進化し、
インターネットに対応した事から爆発的な人気となった Windows95 。
秋葉原などではイベントが開催されるほど画期的な OS でした。
当初は Plug and Play(つなげば動く)
をもじって
Plug and Pray(つないで祈れ)
と言われましたが、
その扱いやすさから Windows95 上で動くシステムを開発する
会社も多数おられました。
この単一目的のシステムで動くのであれば
OS は進化するべきものではないのです。
もちろん他の目的には使わない、ネットにもつながない、
という前提であれば Windows95 で十分なわけです。
今回のご依頼は NEC PC-9821 Windows95 の環境で
無線 LAN につなぐということ。
Windows95 の時から無線 LAN はありました。
以前ならそれほど難しい内容でもなかったのかもしれませんが
今となっては対応する機材がない…。
今回は 00H がかつて使用していた PCMCIA カードの
BUFFALO WLI-PCM-L11GP を使って WEP で接続。
このカードは非常に素直にできていてトラブルが少ないですね。
今回も一発で繋がってくれました。
ただ、ちょっと前ならタダ同然で売られてたでしょうけど、
最近はもう手に入れるのも難しいですからねぇ…。