Mozilla Thunderbird はフリーのメールソフトで
アドオンで機能が拡張できたり
迷惑メール対策が強力だったりと
個人的には結構おすすめのメールソフトだったのですが、
先日からお客様の中で突然メールが消えたり、
ゴミ箱に入れたメールが見えなくなったり
今まであまり気にしたことがない
トラブルに見舞われていました。
唯一考えられるのは使っているセキュリティソフトか?
と思って相性を疑っていたのですがドンピシャだったようです。
norton internet security thunderibird – Google 検索
Thunderbird のメールのデータは
ユーザの AppData フォルダの中に各々のフォルダ単位で
一つのテキストファイルとして格納されているのですが、
この中からウイルスに感染したファイルを駆除する際に
フォルダのメールに該当するファイルを破壊してしまうようです。
Thunderbird にはこういった事例に対応するために
『ウイルス対策ソフト』対策機能があります。
Thunderbird のオプション画面から、
『セキュリティ』→『ウイルス対策』と進むと
以下のような画面になります。
チェックボックスをオンにすることで、
メールをチェックして問題がなければ、
各フォルダのファイルに追記する
という処理をします。
受信トレイが突然おかしくなるのは、
おそらく受信当初は問題ないと判断された添付ファイルが、
後の定義ファイルの更新によって有害と判断されるため
受信トレイを破壊してしまうのだと思います。
ゴミ箱が壊れてしまうのは、やはりゴミ箱に入れた後に
そのファイルが有害と判断されてしまい
フォルダのファイルごと壊されてしまうのでしょう。
こんな理由なので、一応 Thunderbird の持つ
『ウイルス対策ソフト』対策の機能も使えません。
先程ファイルはテキストファイルと書いた通り、
最悪内容は確認できるのですが、
大きなファイルになってしまうと現実的ではありません。
もっと言えば添付ファイルの復活は難しいです。
というわけでこの組み合わせで利用するのは
あきらめた方が無難なようです。