なかなか Linux を GUI で使うことは少ないのですが、
今回は gnome ベースの GUI で設定していました。
使ってるモニタが 1280 x 1024 という
ちょっと古めのスクエアモニタだったせいか、
元々 1024 x 768 という 4:3 でしか表示できなかったので
これを 1280 x 1024 に変えていきます。
まず現状の確認をします (1)。
$ xrandr Screen 0: minimum 320 x 200, current 1024 x 768, maximum 8192 x 8192 VGA-1 connected primary 1024x768+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 0mm x 0mm 1024x768 60.00* 800x600 60.32 56.25 848x480 60.00 640x480 59.94 HDMI-1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
この VGA-1 や HDMI-1 はインターフェースの種類です。
差さっているところによって設定が変わりますので
注意しておいてください。
次に画面モードの情報を取得する (2) のですが、
$ cvt 1280 1024
# 1280x1024 59.89 Hz (CVT 1.31M4) hsync: 63.67 kHz; pclk: 109.00 MHz
Modeline "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync ←太字部分をコピー
これを実際に反映させる (3) のが
$ xrandr --newmode "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync ←上のコピーした部分をペースト $ xrandr --addmode VGA-1 "1280x1024_60.00" $ xrandr --output VGA-1 --mode "1280x1024_60.00"
なのですが、パソコンを切り替えて使っていると
切り替えの度に画面が右によって困っていました。
これを解決するためには違うアプローチ (2') がいるようです。
$ gtf 1280 1024
# 1280x1024 @ 60.00 Hz (GTF) hsync: 63.60 kHz; pclk: 108.88 MHz
Modeline "1280x1024_60.00" 108.88 1280 1360 1496 1712 1024 1025 1028 1060 -HSync +Vsync ←太字部分をコピー
基本的には (2) と同じなのですが計算方法が違うため
そのために出力される値が違うようです。
ちゃんと動く方を使ってください。
但しこれは一時的なものですので最終的には
設定ファイルの変更が必要です。
$ sudo vi /etc/gdm/Init/Default
で設定ファイルを編集し
PATH="/usr/bin:$PATH"
OLD_IFS=$IFS
この直下に (2) または (2') で
正しく動いた方の値を記入してください。
/usr/bin/xrandr --newmode "1280x1024_60.00" 108.88 1280 1360 1496 1712 1024 1025 1028 1060 -HSync +Vsync
/usr/bin/xrandr --addmode VGA-1 "1280x1024_60.00"
/usr/bin/xrandr --output VGA-1 --mode "1280x1024_60.00"
この設定を反映をした後で再起動してください。