2011年12月22日(木曜日)
ノイシュヴァンシュタイン城
Category: 社長を探せ | Posted By ackie at 23:59:57ヴィース教会を出た後、
ノイシュヴァンシュタイン城のある
ホーエンシュヴァンガウに向かいます。
ノイシュヴァンシュタイン城は
新白鳥城という意味だそうで、
ロマンチック街道の終着点となる場所です。
バイエルン王ルートヴィヒ二世が
父のホーエンシュヴァンガウ城のあるこの地に
中世騎士に似合う城を建てたいということで
国費を使って建てたものの、
その浪費癖からシュタルンベルクの
ベルク城に幽閉されてしまい、
翌日シュタルンベルク湖で
謎の水死したそうです。
そのためこの城は未完成のまま工事を中止。
ルートヴィヒ二世がここに住んだのは
わずか 102 日ということでした。
しかし現在ではノイシュヴァンシュタイン城は
国の大きな観光資源の一つとなっています。
高校の世界史で習ったこの辺りの歴史は
当時めちゃくちゃ苦手でしたが、
今文化史等も絡めて改めて見てみると
非常に興味深いですね。
元々歴史は好きなので、
改めて勉強し直したいなと思いました。
ホテルを早めに出て、
ふもとからお城までのバスに
待たずに乗ろうということでしたが、
バスは道が凍っており運休。
後は徒歩か馬車で登るということでしたが、
なんとか無事馬車に乗ることができました。
一台に 12 人程を乗せた馬車で
15 分程かけて城に向かいます。
途中大きな声を出しながら
歩いて降りてくる男性とすれ違いました。
どうやら『チケットは上では売ってないのか !! 』
と言っているようです。
実はノイシュヴァンシュタイン城に入るには
あらかじめチケットを購入し、
そこに記載されている時間までに
入場をしておく必要があります。
男性は上でも売っていると考え
先に上ったようですね (^o^;;;
城に入り受付を済ませると
音声ガイドが渡されます。
それを聞きながら城内に入ると
センサーに反応して
ポイント毎に解説が流れます。
日本語にも対応しており
非常に理解が進みました。
この城を設計したのは舞台美術の人だそうで、
様々な趣向が施された城内には
特殊な照明装置の入った
洞窟なんかもあったりしました。
19 世紀後半にこんな城を
建てていたのですからすごいですね。
プロイセン≡オーストリア戦争(普墺戦争)に、
自身は反対しながら議会の要求で
オーストリア側について参戦して敗戦を喫し、
失意の中で現実逃避をし、
非業の死を遂げたルートヴィヒ二世。
その夢が一つの形をなしているかのような
ノイシュヴァンシュタイン城。
見た目のきれいさとは裏腹に、
歴史の奥深さを感じさせてくれました。
城内観光を終わり、帰りは徒歩で下の街へ。
日本人が経営する土産物屋もあり
円でもお土産の購入が可能でした。
この後は昼食を食べた後バスに乗り、
ドイツ最大のクリスマスマーケットのある
シュトゥットガルトに向かいます。