2011年9月5日(月曜日)
障害者雇用について
Category: 社長日記 | Posted By at 22:55:27先日の記事についてのコメントに対するお返事ですが
あまり中途半端なコメントを書いても誤解を与えかねないので、
ちゃんと記事として書いておこうかと思いまして。
前にも書いたかと思うのですがという知り合いが養護学校で先生をしていました。
その時の話としては障害者だから健常者だからというものではなく、
『結局その人自身だよ』、とのことでした。
障害があるとかないとかそういう話ではなく、
それらを含めたその人をどう見るかということです。
企業実習を受け入れてもらうために、
夏休みなどを利用して地元の企業を回るそうですが、
成果はなかなか上がらないようです。
『障害者だから』という理由だけで
門前払いになることも少なくないとのこと。
その人の障害の度合いとかそういう話が出る前です。
私の親戚にもダウン症の人がいて働いていません。
実際に雇用される機会があったかどうかは定かではありません。
その人が働ける能力があるかどうかも私にはわかりません。
ただダウン症だからとひとくくりに考えるのではなく、
その人を見る土壌が社会にあるか?ということです。
現在障害者雇用をしているといっても、
そこに同情や格好つけがあったかというともちろんそんなはずもなく、
他の方とスキルを比べた時に勝るとも劣らずという実力だったので、
採用をしたというだけで特別になにかがあったというわけではありません。
現実の話をすると、たしかに伝わりにくいかな?と思う時もありますが、
逆にそれは私たちが今まで『これぐらいで伝わるやろう』と
妥協していた点に気づかされているということです。
つまり我々に成長の機会を与えてくれているわけです。
実際今は彼と仕事をする毎日が楽しくて楽しくてたまりません (^o^)
変な話バイクに乗っているといつ私も事故に巻き込まれ
障害を負うことになるかもしれません。
仕事の関係上、視力を酷使して目が見えなくなるかもしれません。
ストレスの多い業界ですから精神的に参るかもしれません。
でもそんな状態になったとしても働ける職場であるなら、
誰にとっても働きやすい職場になるのではないでしょうか?
経営者として思うことは、当然かもしれませんが、
『社員の誰もが生き生きと働ける職場を作りたい』ということ。
当たり前のようでなかなかできていないのですが、
少しでもそれが実現できればと思います。
まぁそんな堅い話は抜きにして、それぞれの長所が発揮できて、
その結果『技術を通じて社会貢献を』という企業理念が実践できるなら、
別に健常者、障害者関係ないと思いますけどね。
別に
> 障害者のレッテル貼りたいだけやろ
> 障害者雇用の賞状もらいたいだけやろ
こんなことに興味はないですけどね(笑)。
ちなみにりょおたさんは私の大学の後輩です。
別に悪意があったわけではないと思いますが… (^o^;;;