隕石の衝突後の世界で哺乳類の発展を決定づけたのは
哺乳類が『特化していなかった事』だそうです。
他の大型爬虫類は特異な特徴を持ったがために
新たな環境に適応できずに絶滅の道を歩まざるを得ませんでした。
鳥類や生き残った爬虫類との生存競争の中で
巧みに種の多様性を育んだ哺乳類。
さらにその哺乳類の中でも違いは鮮明化されてきます。
有胎盤類と有袋類の決定的な違いは
お腹の中に胎児としている時間だそうで、
それはすなわち脳の発達に影響してくるそうです。
有胎盤類と有袋類の勢力図は、
初期の大陸ではそれほど大差はなかったようですが、
時を経るにつれ大きな隔たりが出てきます。
結果的に多くの地域で多様性を示し発展を続けた有胎盤類。
さらに乾燥化していくアフリカ大陸で住処を平原へと移した祖先は
その知性を武器に陸地を席巻していきます。
地球が誕生して 46 億年。
そんな中で現在の人類の繁栄は偶然なのか必然なのか?
非常に考えさせられる内容だったと思います。