上方落語に『青菜』というお噺がありまして…
詳しい内容についてはいつものことながら
Wikipedia を読んでいただきたいのでございますが、
このお噺の中に『柳陰』と書きまして『やなぎかげ』と読ませる
お酒が出てくるんで前々から気になってたんでございます。
なんでもみりんを焼酎で割ったものらしいですが、
なんやけったいな飲みもんやなぁと思ってるんですが、
井戸の水で冷やしてあるものを振舞われ
植木屋さんがおいしそうに飲んでるのを聞いてますと
こりゃあ死ぬまでに一遍飲んでみたい、
と思うのが酒飲みの宿命ですな。
実は私は焼酎があまり好きではございませんし
みりんを飲みたいとも思いません。
さてどんなもんかいなぁと調べてみましたら、
関東では直しと呼ぶんやそうです。
飲みにくい酒を手直しするところから直し
なんてしゃれておりますなぁ。
で、実際どれくらいするんやろう？と思って調べてみますと、
なんと…一升瓶で 5,000 円もするんでございますっ !!
えぇ～ !? みりんと焼酎でっせ !? びっくりでございます。
ちょっと前は酒税が少ないということで人気になったそうですが、
その後の酒税法改正で安くならなくなり廃れてしまったんやそうです。
これはどなたかにご馳走になるしかありませんが、
そんな奇特な方はおられるんでしょうかねぇ？
楽しみに待っております（笑）。
では今日はこの辺で…。