同友会に入った時は正直なところ右も左もわからずの中で、
誘われたから…というお付き合いの範疇を超えませんでした。
特に最初の方は、入ったものの…という状態で、
幽霊会員を決め込んでおりました。
そんな中でとあるニュースの特集で、
車椅子ラグビーの話題を見て、
我々のような IT 系なら障害者の方は働ける、
まじめにがんばる障害者の方と、
明けても暮れてもサボる健常者と
どちらを採用するか?と問われたら
もちろん前者でしょう。
それは 00H の中では T.F.(80) が証明しています。
同友会に参加するようになり、
同じ IT 系の方で障害者雇用に積極的な報告を聞き、
障害者部会にお邪魔するようになり、
そこでお会いした会員さんは、
私なんかよりもかなり年齢が上にも関わらず、
気さくにお声かけをいただき
『会社に遊びにおいで』と誘っていただきました。
お伺いすると社内をずっとつきっきりで案内していただき、
その後は障害者を取り巻く環境について、
非常に熱意を持って話していただきました。
障害者雇用という非常に難しい問題に、
前向きに明るく取り組んでこられた、
その方はいつも笑顔で前向きな発言以外は
聞いたことがありませんでした。
同じ生野・天王寺支部の一会員として
誇りに思える素晴らしい方でした。
その方が、先日他界されました。
まだ 60 歳…。
参列者の人数は半端ではなく、
改めてその人のすごさを実感しました。
まだまだ教えていただくことがあったのに残念でなりません。
心よりご冥福をお祈りします。