コンピュータというハードの部分と
基本となる OS の部分は昨日までで
だいたい終わったので今日はサービスの部分で。
『パソコンはソフトなければただの箱』
なんてことがよく言われますが、
最近では『パソコンはネットなければただの箱』
というくらいインターネットがないと
使い物にならなくなっています。
インターネットが普及し始めたのは
やはり Windows95 の影響が強いでしょう。
実際にその前からあったのはあったのですが、
設定もかなり複雑で有料のソフトが必要でした。
当時 NetscapeNavigator は有料版が販売されていました。
Windows95 には InternetExplorer は
Plus! という別売りソフトの一部として提供されており、
まだまだ存在感は薄かったのですが
Windows98 に標準搭載されこれで一気に普及しました
(これが諸悪の根源でしたが…)。
そこから一気にシェアを伸ばしますが
この頃は互換性が全くなく、特に個人が作成されたホームページでは
InternetExplorer 専用を謳うことも少なくありませんでした。
平成 13 年( 2001 年)Yahoo!BB の登場で
それまで従量制で電話回線を使って行っていた低速インターネットが
一気に高速になりブロードバンドという言葉が生まれます。
常時接続が当たり前になり、その後の光回線へ…と時代は移ります。
これにより YouTube をはじめとする
動画コンテンツもストレスなく
楽しめるようになりました。
検索エンジンと言えば Yahoo! といった時代が長く続きましたが、
Google が様々なサービスと共に台頭して一気にシェアを塗り替えます。
Yahoo! は長らくディレクトリ型という手動登録の検索エンジンでしたが、
Google 以降はロボットによる自動追加で順位付けされていきました。
この頃からブログを中心としたポータルサイト系が盛り上がり、
さらに mixi をはじめ Twitter、Facebook、Instagram、LINE 等、
スマートフォンアプリも含めた SNS が盛んになると
マーケティングの手法も大きく変わります。
最近ではホームページよりもこちらに力を入れるところも
少なくありません。
この頃から InternetExplorer の素行の悪さが注目され
最近では GoogleChrome の一強状態になりつつあります。
ちなみに Apple の設立こそ昭和 51 年( 1976 年)ですが、
Amazon は 平成 6 年( 1994 年)、
Google は平成 9 年( 1997 年)、
Facebook は平成 16 年( 2004 年)と
GAFA と呼ばれる巨大 IT 企業が
この短期間に生まれたわけですね。
インターネットの普及は
それまでのビジネスや物流のスピードを
大きく変えました。
おかげで色々と慌ただしくなりましたが…。