バスでハイデルベルクの街に向かいます。
かつてゲーテも訪れたという街ハイデルベルクは
1386 年創立のドイツ最古の大学
ルプレヒト・カール大学ハイデルベルクがあり、
学生の街として知られているそうです。
そう言われてみると大学時代を過ごした、
京都の学生街に雰囲気が似ている気もしますが。
そこにはやんちゃした時に隔離される
学生牢がありました。
ここに入るということはハクがつくということで、
自分から進んで入りたがる人が多かったとか。
またそこに入った者同士でのネットワークができ、
また様々な派閥があったりもするそうです。
なんかこれまた大学時代を過ごした
『悪の巣窟』と呼ばれた下宿を思い出します(笑)。
ガイドさんの案内でネッカー川にかかる
カールテオドール橋に向かいます。
赤砂岩でできた全長約 220 m のこの橋は、
先の大戦で連合国軍の侵攻を防ぐため
国防軍によって爆破されたものが
再建されたものだそうです。
その横にある奇妙なオブジェ。
ガイドブックには猫と書かれていましたが、
前足の指の形からもおそらく猿でしょう。
Wikipedia にもそうなっていますね。
調べてみると、
若い恋人達が愛し合った末に
結婚前に妊娠してしまいます。
それに怒った選帝侯が彼らを追放してしまいました。
彼らは選帝侯に似せた猿の絵を描き
『なんで私のことを珍しそうに見るのか?
ハイデルベルクのあちこちに私と同じような人を
見つけられるというのに』と抗議をしたそうです。
手に持った鏡は見ている人達を映し、
『偽善者ぶって人を裁くことが出来るのか?
みんな似たりよったりじゃないか』
ということだそうですね。
街を散策した後は自由行動に。
この日は昼も夜も各自で…となっていたので、
インビスと呼ばれる軽食屋に入ることにしました。
今回はケバブと呼ばれるトルコ料理の一種。
そぎ切りされた肉や豆のコロッケ等を
パンで挟んだ軽食です。
最近日本でも増えていますね。
お店の人はトルコ人の家族でしょうか?
店には白人のカップルと中国人の集団。
なんで中国人は我物顔で騒ぐかなぁ…
と思うのですが民族性ですかね?
ほぼ席はいっぱいか?と思ったのですが
予約席と書かれたところに
『座っていいよ』と言われたました。
しかしケバブは思った以上にボリュームがあり、
ビールと一緒に頼んだのが災いしたのか
食べきれない… (´・ω・`)。
おいしかっただけにもったいない…。
トイレに行くと先程の白人の男性がいて、
『日本人か?それとも中国人か?』と
英語で聞いてきて日本人だと答えました。
そのあと少し英語で話をしたのですが、
どうやら向こうはフランス人だったようです。
会話は大した内容ではなかったのですが
外国人とコミュニケーションを交わす
というのは楽しいですね。
インビスを出て再びクリスマスマーケットへ。
イェズイーテン教会や聖霊教会を始め、
ハイデルベルクの街を堪能しました。