データをバックアップする時には、
必ず二ヶ所以上にバックアップするというのが鉄則です。
もし仮に一つが壊れてももう一つが動き続ける。
情報セキュリティの三要素の中でいうところの可用性に当たります。
12TB 使って 1TB は極端としても、
ミラーリング機能がある NAS は最低でも欲しいところです。
逆にシングルドライブの NAS は大事なデータを
高く積み上げたジェンガのさらに上に置いているようなもの。
そのジェンガが壊れた時には全滅してしまいます。
あくまで一時的な共有程度の意味しかありません。
実は先日お預かりしたデータサルベージが
どうやら無理だということが判明しました。
HDD のメーカや型式から難しい機種であり
なおかつ動かなくなってからあーでもないこーでもない
と触ってしまったためにさらに傷がついて
動かなくなってしまったようです。
この HDD 実はノートパソコンに USB でつないだ
外付けの HDD(もちろんシングルドライブ)を
共有していただけ…という泣くに泣けない状態でした。
データサルベージはあくまで最後の最後の手段なので
データが消えたら…ではなくデータを消さないために…を考えて
システムの構築を行ってほしいものです。